HIVに感染した人も安心して暮らせる社会へ
11月23日〜26日「TOKYO AIDS WEEKS 2017」開催!

aids02HIV/エイズをめぐる現実はものすごいスピードで変化している。その事実をどれだけの人が知っているだろう? 今回フライヤーに起用されたビジュアルは、アメリカポップアートを代表するアーティスト、キース・ヘリングが手がけた「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿をモチーフにした作品で、1980年代当時のエイズに対するアメリカ政府や社会の無関心を警告している。パッと見はポップでかわいいけれど「IGNORANCE=FEAR/SILENCE=DEATH(偏見は恐怖/沈黙は死)」と書かれており、「情報にも耳を閉ざし、なにもせずに黙っていたのでは死を招くだけ」とアートを通してHIV/エイズの予防啓発を行っていたキースならではの注意勧告がされており、毎年1500人ずつが新規にHIV陽性者が報告され、その3割がエイズ発症という日本の現状にも警笛を鳴らしているように見える。
そんな問題を抱える昨今、12月1日の世界エイズデーに先駆けて中野区で開催される「日本エイズ学会」に合わせ、様々なNPOや行政が連携し日本でも「TOKYO AIDS WEEKS 2017」 実行委員会を結成。ゲイのベッドタウンとして知られる中野区が共催し、なかのZEROと中野区産業振興センターを会場に、様々な学習会、講演会、映画上映、展示などが開催される。
実行委員会には、ぷれいす東京、コミュニティセンターakta、東京レインボープライド、国立国際医療研究センター、中野区保健所などゲイと縁の深いそうそうたるメンバーが加わり、それぞれの立場や視点を活かしながら、HIV/エイズについて学べる場を目指す。
開催予定のイベントには、「AV男優が語る性感染症と幸せなSEX」や「長期療養時代のにじ色ライフプランニング入門」など、聞いて損はないだろうという気になる内容のイベントが数々企画されている。
また上映される映画には、HIVに感染しても積極的に活動するガブリエルと、対照的にHIVに感染して人生の終わりを感じているメランコリックなパートナーのドゥヨルのドキュメンタリー映画「咲きこぼれる夏」(2012年/韓国)や、3ヶ月後のスクリーニング検査に対する不安を乗り越え、新たな一歩を踏み出すまでを描く17分の映画「始まりの駅」(2016年/中国)など、言わずもがなHIV/エイズについて考えさせられる作品の数々が集結。さらに、新宿ニ丁目の売り専で働く男性に密着したドキュメンタリー映画「売買ボーイズ」(2017/日本)では、トークイベントも予定されている。また、例年大きな反響を読んでいるゲイ男性有志メンバーによる合唱コンサートも開催。楽譜が読めない方や、合唱は初心者だけどハモるのが好きという方も参加可能で、ギリギリまでメンバーを募集しているのでホームページをチェックしてみよう。

映画「咲きこぼれる夏」

映画「咲きこぼれる夏」

過去に開催された国立国際医療研究センター でのゲイ男性コーラス

過去に開催された国立国際医療研究センターでのゲイ男性コーラス


 

tokyoaidsweeks_teaser_a4_0505_fw_olTOKYO AIDS WEEKS 2017
場所/中野区産業振興センター(中野区中野2-13-14)
なかのZEROホール(中野区中野2-9-7)
日時/2017年11月23日(祝)〜26日(日)10:00~17:30
主催/TOKYO AIDS WEEKS 2017実行委員会 共催/中野区
http://aidsweeks.tokyo


【オープニング プログラム】
Words of Love~Let’s talk about HIV/AIDS~
会場/なかのZERO小ホール
日時/2017年11月24日(金)19:00~21:00
企画/東京都福祉保健局


【上映作品】※11月13日訂正済
※上映日など詳細は公式HPをご確認ください
「始まりの駅」&「咲きこぼれる夏」
「PrEP17」解説・トークつき
「ALTERNATE ENDINGS」&「やめられない習慣」
「トークバック 沈黙を破る女たち」監督来場!
「満23/169/73」&イベント
「売買ボーイズ」プロデューサー来場!


【イベント】※開催日など詳細は公式HPをご確認ください
「AV男優が語る性感染症と幸せなSEXについて」
「長期療養時代のにじ色ライフプランニング入門」
「ナルコティクス アノニマス・オープンミーティング」
「アートとコンドームCM」
「HIV Futures Japan プロジェクト・JaNP+ ~HIV陽性のためのアンケート調査・結果報告会~」
「ケニアのLGBTI難民の現状について」
「HIV/AIDS診療現場における薬物使用者のプライマリケア」
「ゆるふわ性教育~よりよい性教育の在り方のヒントを探る~」
「医療とユニバーサルデザイン~HIV感染症を例として~」


【クロージングプログラム】
「私はワタシ ~over the rainbow~」
上映会&トークイベント(東ちづる、長谷川博史)
会場/なかのZERO小ホール
日時/2017年11月26日(日)19:00~21:00
企画/一般社団法人Get in touch

Editor: