写真1

第39回「木村伊兵衛写真賞」を受賞した写真家・森 栄喜が新たに挑んだのは、友達、恋人同士、親子、夫婦など、様々な共同体を築く「家族」に森 栄喜本人が飛び込んで「家族の一員になる」というプロジェクト。
血の繋がり、赤い糸など「家族」を繋ぐ象徴ともいえる「赤」。そんな本来であれば目には映らない色を可視化して真っ赤に染められた家族の肖像は、見るものに強烈なインパクトを与える。
さらに、たった1枚を見ればごく自然な肖像のはずが、どの写真にも家族ではない森 栄喜が紛れ込んでいることに気がついた時の違和感。
その異質な存在が発する疑問が、家族という存在そのものをじっくり考えさせるメンタリックな起爆剤にもなっている。

本来は関わり合うことのない様々な家族が、森 栄喜という共通の存在と「同じ赤」で染められた世界で繋がる時、小さなコミュニティは大きく繋がっていく。そして、その写真を目の当たりにした人も大きなコミュニティの一員に変わる。

写真展示会の終了後は映像作品も発表する予定。
まずは写真展「Family Regained」で、この鮮烈な赤の世界を体験してほしい。

写真2

「Family Regained」より
画像: (C) 2017 Eiki Mori from the series Family Regained, C Print, Courtesy KEN NAKAHASHI

写真展「Family Regained」
日程/2017年9月8日(金)~30日(土)
時間/13:00~21:00(日・月休廊)
会場/KEN NAKAHASHI
新宿区新宿3-1-32 新宿ビル2号館5階

写真集「Family Regained」
森 栄喜/ナナロク社/W297×H210/80頁 4色+特色
デザイン:森大志郎/10月発売予定/予定価格4500円+税

パフォーマンス・記録映像作品上映
「Family Regained: The Splash -We brush our teeth, take a shower, put on pajamas and go out into the street-」
日程/2017年10月1日(日)~29日(日)
会場/NADiff gallery
東京都渋谷区恵比寿1-18-4

「Family Regained: The Picnic」
日程/2017年11月4日(火)~12日(日)
会場/フェスティバル/トーキョー 17
池袋西口公園(野外上映)