今年もLGBT作品の公開が目白押し。その中から最新公開の2作品をご紹介!『ユートピア』は裸がいっぱいの官能的作品。惹かれ合うふたりの女性を描いた『キャロル』。どちらもテーマは愛。

 

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『ユートピア』
裸いっぱいの香港映画で愛の形を考えましょ!
香港インディーズ界の異才スカッド監督の最新作。異性愛と同性愛の両立をテーマに、新しい男女の愛の形を模索する長編作品。三島由紀夫を敬愛する青年ヒンズとその彼女ジョーイが通う大学に、古代ギリシア文化を研究するゲイのミン教授が赴任してくる。男性同士の愛を語るミン教授に惹かれたヒンズは、いつしか互いを求めるようになるが、それは香港では法を犯す行為でもあった。スカッド監督が描く性を超越した愛の形とは…。

3_1_1『ユートピア』 © アートウォーカー

2015年香港/94分/監督:スカッド/出演:アドニス、ジャッキー・チャオ、モウ・チン、フィオナ・ウォン/配給:ミューズ・プランニング
http://museplanning.co/scud/utopia.html
『ユートピア アドニス』
出版社:復刊ドットコム
2160円(税込)

 

文・みさおはるき

 

 

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『キャロル』
あなたは正直に生きていますか? 2人が描く真実の愛の物語
クリスマス間近のニューヨーク、おもちゃ売り場で働くテレーズの元に、エレガントで美しいキャロルがプレゼントを探しに訪れた。戦後、保守的だった1950年代初頭に2人は互いに惹かれ合い、新しい愛の形に辿り着く。ゴールデン・グローブ賞で最多4部門5ノミネートを果たし、アカデミー賞最有力の呼び声も高い本作。夢のように美しい愛の名作でありながら、この映画は「あなたは正直に生きているの?」と心に問いかけてくる。

3_2_1『キャロル』
© NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION
CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
2015年/118分/監督:トッド・ヘインズ/出演:ケイト・ブランシェット、ルーニー・マラー、サラ・ポールソン、カイル・チャンドラー、ジェイク・レイシー/原作:パトリシア・ハイスミス著『キャロル』(河出文庫)/配給:ファントム・フィルム
carol-movie.com
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文・カズ

Editor: