今年で37回目となる『シドニー・ゲイ・アンド・レズビアン・マルディグラ』。期間中は、ゲイやレズビアン関連の様々なイベントがシドニー各所で行われるけど、やはり最大のイペントは市内中心のオックスフォード・ストリートで行われるパレード。
1978年、その当時同性愛は違法行為で、それに対するデモ行進が行われたのがはじまりです。その数十名で行われたパレードが、今ではなんと参加者1万人以上、沿道には20万人が集まるシドニーでも有数のイベントに成長。
今年は、「スポーツの世界におけるホモフォビアをなくそう」というスローガンを掲げ、パレードの前半はゲイやレズビアンのスポーツ・チームが行進。注目は、昨年シドニーで開かれたゲイラグビーのワールドカップ「ビンガム・カップ」で優勝した地元チーム、シドニー・コンビクツ。その優勝カップを選手で模したフロートを先頭に多くの選手が参加。他にも、水泳やサッカーのチームも参加している。そのなかには先ほどのコンビクツにもいるのですが、チームに日本人の選手もいて活躍しています。
赤い競パン姿が眩しいライフセイバーズのフロートは今年で7年目の参加
スポーツ・チーム以外も、パレード恒例となっているレズビアンのバイク集団、オーストラリアのメイン銀行の1つでスポンサーでもあるANZ銀行、HIVのサポート・グループ、ゲイやレズビアンの息子や娘を持つ親のグループ、べアーやレザーの団体、シドニーの女性市長・クローバー・ムーアさん、そして制服で参加のオーストラリア国防・防衛軍、オーストラリア連邦警察、州警察、消防団と、フロート数は約150。オーストラリアのゲイ・コミュニティーの層の厚さに驚かさせられます。
警官もパレードに参加。積極的にシドニーのゲイコミュニティーと対話することによって、コミュニケーションをとっています。
パレード参加者はもちろん、見てる人も大いに盛り上がるのがマルディグラ・パレード。ぜひ一度、大歓声のパレードを体験してみてください。
Wiki 「Sydney Gay and Lesbian Mardi Gras」
